結論
Copilot Premium Usage Monitor で表示される「Personal billing usage endpoint returned 404」は、拡張機能の不具合ではありません。GitHub Copilot を個人課金ではない Copilot(無料プラン・組織管理下・Business/Enterprise 契約)で使っている場合、個人課金の使用量を取得する API 自体が存在しないために起きる仕様上の挙動です。

何が起きていたのか
VS Code 拡張機能「Copilot Premium Usage Monitor」は、内部的に以下を前提として動作します。
- GitHub Personal Access Token(PAT)を発行
- GitHub の Personal billing / Copilot usage API を叩く
- 今月の Copilot Premium 使用額や残り予算を取得
この流れは「Copilot を個人課金(Personal plan)で使っている場合のみ」成立します。
なぜ 404 が返るのか
表示されるエラーは次の通りです。

Personal billing usage endpoint returned 404
これは「認証エラー」ではなく、
- トークンは有効
- しかし アクセス先のエンドポイントが存在しない
という意味です。
原因はアカウント形態
以下のいずれかに該当すると、この API は使えません。
- GitHub Copilot の無料プラン
- Organization 管理下の Copilot
- Copilot Business / Enterprise
これらのケースでは、Copilot の使用量は個人ではなく組織側に集約されます。そのため「個人の Copilot 使用料」という概念が GitHub 上に存在せず、API を叩くと 404 が返る設計になっています。
権限を付けても解決しない理由
PAT 作成時に以下のような権限を付与しても意味はありません。
copilotmanage_billing:copilot
manage_billing:copilot は Organization 管理者専用の権限であり、個人ユーザーでは有効化できません。
つまりこれは「権限不足」ではなく、対象外という扱いです。

できること/できないこと
できないこと
- Copilot Premium の使用金額を個人単位で可視化
- 月いくら分使ったかを数値で確認
- Copilot Premium Usage Monitor を実用的に使うこと
できること
- 拡張機能が壊れていないことを確認する
- GitHub 側の仕様であると理解する
- 気にせず Copilot を使い倒す
現実的な代替案
1. VS Code 側のキャップ挙動を見る
Copilot Agent / Premium には内部的な使用上限があります。上限に達すると、
- 機能が制限される
- 応答が degraded になる
- 一部機能が停止する
といった挙動が出ます。止まるまで使うのが実質的な上限確認方法です。
2. 体感ベースで割り切る
実際には、無料プランや組織契約の Copilot は相当な量を使えます。体感でだいたいでいくということはありうるかと。
まとめ
- 404 エラーは正常動作
- 拡張機能の不具合ではない
- 学生無料・組織管理下では個人課金 API が存在しない
- 使用量を気にせず Copilot を生産装置として使うのが最適解
Copilot Premium Usage Monitor は「個人課金ユーザー向け」のツールです。アカウント形態によっては、最初から使えない設計であることを理解しておくと無駄にハマらずに済みます。