WordPressで子テーマを使っていると、ある日突然「このテーマは壊れています。親テーマが見つかりません。」という警告が表示されることがあります。親テーマは確かにインストールしているのに、なぜか見つからないと言われる。この問題は、単なる操作ミスではなく、WordPressの仕様を正確に理解していないと誰でも踏み抜く落とし穴です。
この記事では、実際に私自身がハマった事例をもとに、「親テーマが見つかりません」と表示される本当の原因と、最短で解決する方法を整理します。functions.php や single.php を疑う前に、必ず確認すべきポイントがあります。
結論から言うと、原因は子テーマの style.css に記述する Template 名と、親テーマのフォルダ名が一致していなかったことでした。見た目上は正しく設定しているように見えても、WordPressはテーマ名ではなく「ディレクトリ名」を厳密に参照します。
私の環境では、親テーマのフォルダ名は「picostrap5」でした。しかし、管理画面の警告では「picostrap の親テーマをインストールしてください」と表示され続けていました。この時点で完全に混乱し、functions.php の add_theme_support や、Gutenberg の設定、single.php の構造まで疑うことになりました。
問題の核心は、子テーマの style.css にあります。子テーマでは、以下のように親テーマを指定します。
/*
Theme Name: Zidooka Child
Template: picostrap5
Version: 1.0.0
*/
この Template に指定する値は、親テーマの「表示名」ではなく、「フォルダ名」である必要があります。たとえば、テーマの表示名が Picostrap であっても、フォルダ名が picostrap5 であれば、Template も picostrap5 にしなければなりません。

↑私は何と、この値を「picostrap5」ではなく「picostrap」にしてしまっていたのです・・・😿
ここが一致していないと、WordPressは親テーマを見つけられず、「テーマが壊れています」という状態になります。
この状態が厄介なのは、サイト自体は一見すると普通に表示される点です。致命的エラーにはならず、管理画面にも入れます。しかし内部的には親テーマが正しく読み込まれていないため、次のような症状が同時に発生します。
・投稿編集画面にアイキャッチ画像の設定欄が表示されない
・add_theme_support(‘post-thumbnails’) が効いていないように見える
・Gutenberg の設定項目が一部消える
・テーマやエディタの挙動が不安定になる
私の場合も、「アイキャッチ画像が設定できない」という現象から調査を始め、最終的にこの警告メッセージに戻ってくるまで、かなりの時間を使いました。
解決方法は非常にシンプルです。親テーマを正しくインストールした上で、子テーマの style.css に記載している Template の値を、親テーマのフォルダ名と完全に一致させるだけです。
親テーマは有効化する必要はなく、インストールされているだけで問題ありません。
修正後、管理画面を再読み込みすれば、「このテーマは壊れています」という警告は消え、アイキャッチ画像の設定欄なども正常に表示されるようになります。
子テーマを使ったカスタマイズは非常に強力ですが、その分、WordPressの仕様を正確に理解していないと、今回のような分かりにくいトラブルに直面します。特に、テーマ名とフォルダ名を混同してしまうのは、経験者ほど陥りやすいポイントです。
この記事が、同じように「親テーマが見つかりません」という警告で悩んでいる方の助けになれば幸いです。
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