Vercelで独自ドメイン(サブドメイン)を設定する際、DNS設定が正しいはずなのに Invalid Configuration エラーが消えないトラブルに遭遇しました。 特に「ムームードメイン」を使用している場合に発生しやすい罠があったため、その解決方法を共有します。
発生した問題
VercelのProject Settings > Domains からサブドメイン(例: tools.zidooka.com)を追加しました。 Vercel側から提示されたDNSレコード(CNAME)をドメイン管理会社側で設定しましたが、数十分待ってもVercelのステータスが Invalid Configuration のまま変わりません。

環境
- Hosting: Vercel (Hobby Plan)
- Domain Registrar: ムームードメイン
- DNS: ムームーDNS(カスタム設定)
原因:CNAMEレコードの末尾のドット
原因は、ムームーDNSの「カスタム設定」におけるCNAMEレコードの記述形式にありました。
通常、DNSのCNAMEレコードでは、値(Value)の末尾にルートを表すドット(.)を付けるのが正式な記法とされることが多いです(例: cname.vercel-dns.com.)。 しかし、ムームーDNSのセットアップ画面では、末尾にドットを付けるとエラー、または不正な値として扱われてしまいます。
注意: ムームーDNSは内部的に末尾のドットを自動補完する仕様のようです。ユーザーが手動で入力する必要はありません。
解決手順
ムームードメインのコントロールパネルから、DNSレコードを修正します。
Step 1: ムームーDNS設定画面を開く ドメイン操作 > ムームーDNS > 利用中のドメインの「変更」ボタンをクリックし、「カスタム設定」のセットアップ情報変更画面を開きます。
Step 2: CNAMEレコードを修正する Vercel用のレコードを以下のように入力(または修正)します。

Step 3: 設定を保存して待機 「設定を追加」または「設定変更」をクリックして保存します。 DNSの伝搬には数分〜数十分かかります。
Step 4: Vercel側で確認 VercelのDomains画面に戻り、該当ドメインの Refresh ボタンを押します。 設定が正しければ、ステータスが Valid Configuration に変わり、SSL証明書が発行されます。
まとめ
Vercelに限らず、ムームードメインでCNAMEを設定する際は「末尾のドットは不要」と覚えておくと、同様のトラブルを回避できます。
もし設定後30分以上経過しても反映されない場合は、不要なAレコードが残っていないか、CNAMEレコードが重複していないかも併せて確認してください。