【超丁寧解説】GASで出てきた「Rhino 非推奨・2026/1/31サポート終了」とは何か?

この記事の内容について、業務や開発でお困りの場合は個別に対応できます。

Google Apps Script(GAS)を開いていたら、こんな警告を初めて見た人もいると思います。

「Rhino の非推奨:Apps Script は、2026 年 1 月 31 日以降、Rhino ランタイムのサポートを終了します…」

これは単なる警告文ではなく、GASの実行環境が変わる大きなアップデートを意味しています。 本記事ではその意味と背景を超丁寧に説明します。

🦏 Rhinoって何? なぜあったの?

Rhino(ライノ)は、昔のGoogle Apps Scriptが使っていた「JavaScriptを動かす仕組み(実行エンジン)」です。

GASはJavaScriptで書かれていますが、コードだけでは動きません。 そのJavaScriptの命令を実行する「エンジン」が必要です。

その古い実行エンジンが Rhino でした。

たとえばレシピ(コード)だけあっても、料理器具(ランタイム)がなければ料理できない、というイメージです。 Rhinoは昔のJavaScript仕様に基づいたエンジンで、古い仕様のJavaScript(ECMAScript 5など)に対応していました。

JavaScriptエンジンって何?

JavaScriptエンジンは、あなたが書いたJavaScriptのコードを読み解いて実行する「頭脳」です。

  • 文字列として書かれたコードを解析
  • コマンドに従って実際に動作させる
  • エラー処理や最適化も担う

GASでは、Googleが用意したこのエンジンによってあなたのスクリプトが実行されています。

🚫 非推奨って何? 何が起きるの?

「非推奨」=今後使うべきではないという公式な宣言です。

Google公式のサポートスケジュールによると、Rhinoは 2025年2月20日付で非推奨 になりました。

非推奨になったということは、

  • まだ当面は動くけれど
  • 将来必ず使えなくなる(翌年1月までに切られる)

という意味です。

これは他のプラットフォームでもよくある表現で、例えると「この橋、まだ渡れるけど来年取り壊すよ」と公式に告知されているようなものです。

📅 サポート終了ってどういう意味?

サポート終了は 完全に使えなくなる予定 を示します。

Googleの公式情報では、

Rhinoランタイムは 2026年1月31日まで 動く それ以降は 実行できなくなる

と明記されています。

つまり…

2026年2月になったら → Rhinoベースのスクリプトは エラーで動かなくなる可能性が高い

ということです。

サポート終了後は、

  • エラーになる
  • 自動実行(トリガー)が止まる
  • 他のサービスとの連携が壊れる

などが起こり得ます。

🧠 じゃあ V8ランタイムって何?

V8(ブイエイト) は、現在のGASで標準になっているJavaScriptエンジンで、 Google Chromeブラウザでも使われている高速で高機能な実行エンジンです。

V8の主なポイント:

  • 最新のJavaScript仕様(ES6以降)に対応
  • let, const, async/await などモダン構文に対応
  • 高速で安定性が高い
  • 今後の機能拡張もこちらが前提

GAS公式でも Rhinoから V8へ移行するよう強く推奨しています。

🐢 なぜRhinoが終わるの?

背景を整理すると:

  1. V8リリースから時間が経ち、事実上標準になっている
    • 多くのユーザーは既にV8で作業している。
    • 公式はこれを標準化したい。
  2. Rhinoは古く、標準仕様に準拠していない部分がある
    • Rhino特有の非標準挙動があるため、最新JavaScriptと互換性が低い。
  3. Googleとしてもメンテナンス負荷を減らしたい
    • 1つのランタイムに集約した方が品質向上・バグ修正がしやすい。

📌 公式がいつ発表したの?

ここが大事なタイムラインです:

📌 なぜあなたのGASに出たのか?

今回の警告が出たということは、あなたのスクリプトが

✔ まだ Rhinoランタイム指定のまま動いている → そして期限が近づいている

という状態だからです。

※ 2020年以降に作ったスクリプトは、デフォルトでV8になっている可能性が高いですが、古いスクリプトではまだRhino指定のまま残っていることがあります。

🧩 RhinoとV8の違い(公式が指摘している例)

V8は標準準拠なので、Rhinoとは挙動が変わる部分があります。公式の例:

  • for each … in が使えなくなる
  • Date.prototype.getYear() の動作が変わる
  • 予約語を変数名に使えなくなる
  • const 再割り当てでエラーになる

などなど。

結論

  • Rhinoは古いランタイムで、2026/1/31で終わる。
  • V8は現在の標準で、これからのGASはこれが前提。
  • まだRhinoのスクリプトがあるなら 早めにV8へ切り替えてテストするべし

具体的な切り替え手順については、次の記事で解説します。

👉 GASをRhinoからV8に切り替える手順と「切り替わったか」の確認方法


【まとめ記事】 この記事を含む「Rhino廃止・V8移行」に関する全情報をまとめたガイドはこちら。 👉 GAS Rhino廃止・V8移行完全ガイド:3つの記事で完璧に理解する

ZIDOOKA!

この記事の内容について、対応できます

この記事に関連する技術トラブルや開発上の問題について個別対応を行っています。

個別対応は3,000円〜 内容・工数により事前にお見積りします
最後までお読みいただきありがとうございました

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

AI活用に関するポリシー

当サイトでは、記事の執筆補助にAIを活用する場合がありますが、全面的な委任は行いません。