Google Apps Script が開かない原因は「Chromeのアカウント違い」です|GAS 開かない アカウント 400

この記事の内容について、業務や開発でお困りの場合は個別に対応できます。

Google Apps Script(GAS)が「開けない」「エディタが真っ白」「何も起きない」。 こうした症状に直面すると、多くの人はコードや権限設定、あるいは Google 側の障害を疑います。しかし、実際には それ以前の段階で詰んでいるケース が少なくありません。

この記事では、GAS が開けない原因として非常に頻出なのに、体系的にはほとんど解説されていない 複数アカウント利用時の構造的な罠 を整理します。図解(文字なしスライド)とあわせて読むことで、「なぜシークレットウインドウだと直るのか」「なぜ Chrome プロファイルを分けると恒久的に解決するのか」が直感的に理解できます。

解決策は2つ。

  1. GASの権限を持つアカウントをGoogle Chromeのプロファイルと一致させる→根本的な対処
    • GASの権限をプロファイルのアカウントにつけてもOK
  2. シークレットウインドウで開く→どうしても開きたい場合の一時的な対処

なぜ GAS は「開けない」という状態になるのか

前提として、Google Apps Script は script.google.com という Web サービスです。ここにアクセスしたとき、どの Google アカウントとしてアクセスするか は、GAS ではなく ブラウザ(Chrome)側が決めています

Chrome で複数の Google アカウントにログインしている場合、原則として「最後に使われたアカウント」が自動的に選ばれます。デフォルトユーザが呼び出されて食い違っている挙動です。

ここで、

  • GAS のオーナー/編集権限を持つアカウント
  • Chrome が自動選択したアカウント

が一致していないと、GAS は 権限のないアカウントからアクセスされた状態 になります。

問題は、このとき GAS が明確なエラーを出さない点です。その結果、

  • エディタが表示されない
  • 真っ白な画面になる
  • ぐるぐる読み込みが続く

といった「壊れているように見える」状態が発生します。

これはコードや設定の問題ではなく、アクセス主体の食い違いによって起きる現象です。


なぜシークレットウインドウだと解決するのか

シークレットウインドウの本質は、「一時的に、空のブラウザ状態を作ること」です。

  • 既存のログイン情報が存在しない
  • 最初にログインしたアカウントが唯一のアカウントになる

この状態で GAS を開くと、

  • アカウントの自動選択が発生しない
  • 権限を持つアカウントだけが使われる

という構造になります。

つまり、シークレットウインドウが有効なのは「偶然うまくいく」からではありません。間違ったアカウントが選ばれる可能性を、構造的に排除しているためです。

そのため、切り分け用途としても非常に優秀で、「まずこれで開けるか」を確認する価値があります。


なぜ Chrome プロファイルを分けると恒久的に解決するのか

Chrome のプロファイル分離は、シークレットウインドウを常設化したようなものです。

プロファイルごとに、

  • ログインアカウント
  • Cookie
  • セッション

が完全に分離されます。

たとえば、

  • 仕事用プロファイル:GAS / GCP / Workspace 用アカウントのみ
  • 私用プロファイル:Gmail / YouTube 用アカウントのみ

という構成にすると、「どのアカウントとして script.google.com にアクセスするか」を考える必要がなくなります。

判断が不要になる=事故が起きない、という状態です。

これは一時的な対処ではなく、GAS を継続的に扱う人にとって最も安定した解決策です。


この問題が見えにくい理由

この問題が厄介なのは、次の特徴を持つからです。

  • 再現条件がユーザー環境に強く依存する
  • 明確なエラーメッセージが出ない
  • Google の公式ドキュメントで構造として説明されていない

その結果、「GAS 開けない」「エディタ 表示されない」といった検索だけが増え、原因が特定されにくい状態が続いています。

ZIDOOKA!

この記事の内容について、対応できます

この記事に関連する技術トラブルや開発上の問題について個別対応を行っています。

個別対応は3,000円〜 内容・工数により事前にお見積りします
最後までお読みいただきありがとうございました

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

AI活用に関するポリシー

当サイトでは、記事の執筆補助にAIを活用する場合がありますが、全面的な委任は行いません。