結論
ペライチでは、広告から流入したUTMパラメータ(utm_source、utm_campaign、utm_contentなど)を、申し込みフォームの送信データとして保存することはできません。調査と検証を行いましたが、標準機能・公式に許可された方法のいずれでも実現できない、という結論に至りました。
もしできる方法がわかる方がいたらおしえてください!!!
UTMパラメータが取れないフォームツールというのはない気がするので。
なぜやろうとしたのか(背景)
Instagram広告などを運用していると、「どの広告・どのクリエイティブから申し込みが入ったのか」を1件単位で把握したくなります。そのため、
広告 → LP(UTM付き) → ペライチのフォーム → 申し込み
という導線の中で、広告到達時のUTMをフォーム送信データに残せないかを検討しました。
一般的なWebフォームやGoogleフォーム、WordPressであれば、URLパラメータをhidden fieldに入れて送信する設計が可能です。ペライチでも同様のことができるのでは、というのが出発点でした。
調べたこと・試したこと
1. ペライチ公式ヘルプの確認
問い合わせフォーム/申込みフォームに関する公式ヘルプを一通り確認しましたが、以下の点が分かりました。
- フォーム項目として追加できるのは、表示される入力項目のみ
- hidden field(隠し項目)という概念は存在しない
- URLパラメータをフォーム項目に自動でマッピングする機能はない
UTMや広告計測に関する記述も見当たりませんでした。
2. HTML埋め込み+JavaScript案の検証
次に、HTML埋め込みブロックを使って以下のような方法を検討しました。
- JavaScriptでlocation.searchからUTMを取得
- hidden inputを自作して値を入れる
しかし、この方法では以下の問題がありました。
- HTML埋め込みで作成したinput要素は、ペライチのフォーム送信処理に含まれない
- 管理画面・通知メール・CSVのいずれにも値が残らない
つまり、HTML的には正しくても、ペライチ側で「フォーム項目」として認識されないため、データとして保存されません。
3. 「非表示にできる項目」があるのでは?という誤解
「隠し項目がある」「非表示項目が使える」という話も見かけましたが、実際に確認すると以下の通りでした。
- 問い合わせ/申込みフォームには、項目を非表示にする正式なUIは存在しない
- 予約受付フォームには「質問を表示しない」設定があるが、これはUTM自動取得とは無関係
一般的なWeb制作の文脈で使われる「hidden field」という言葉が、そのままペライチにもあると誤解されているケースが多いと感じました。
なぜペライチではUTM取得が難しいのか
構造的な理由はシンプルです。
- ペライチは「ペライチが生成したフォーム項目」しか保存しない
- URLパラメータとフォーム項目を結びつける仕組みがない
- hidden fieldという逃げ道が用意されていない
そのため、広告UTMを「申し込みデータの一部」として保持することができません。
代替案(現実的な選択肢)
ペライチでUTMが取れない以上、実務的には次の選択肢になります。
- GA4で広告効果を見るだけに割り切る
- 全体傾向は分かるが、1件単位での紐付けは不可
- 外部フォーム(Googleフォーム等)を使う
- UTMを確実に保存でき、後続分析が容易
- 最初からUTM取得可能なフォーム基盤を使う
- WordPress、自作フォームなど
「ペライチで完結させたい」という要件と、「広告効果を正確に測りたい」という要件は、両立しないケースがあると割り切る必要があります。
この記事では何を伝えたかったか
この記事では、「やればできる」「工夫すれば何とかなる」という話ではなく、
- やりたかった
- ちゃんと調べた
- 試した
- でも、できなかった
という結論を明確にしました。
ペライチでUTMが取れると誤解したまま時間を溶かすよりも、早い段階で限界を理解し、別の設計に切り替える方が、実務的には健全だと考えています。