Google Cloud を使っていると、突然 「Billing Budget Alert – 90% of budget reached」 という青い通知メールが届くことがあります。
私の環境でも 2025年12月6日 13:06 にこのアラートが飛んできて、思わず「えっ、そんなに使ってたっけ?」と確認しました。
結論から言うと、この通知は 課金額が設定した予算の90%に到達したタイミングで送られる正常なアラート です。料金爆発の前兆のケースもあるため、放置せずに原因を一度チェックしておくのが安全です。

この記事では、実際に発生した例を元に、原因の特定とやるべき対処をシンプルにまとめ ました。
■ 1. なぜ「90%到達アラート」が届くのか?
Google Cloud Console で設定している 「予算(Budget)」の金額に近づいた ためです。
たとえば:
- 月額 1,000 円の Budget を設定している
- 課金額が 900 円を超える
→ 自動でメールが届く
Budget アラートは課金の上限ではなく、あくまで 通知だけの仕組み なので、この時点では課金は止まりません。
■ 2. まず確認するべき項目
90%アラートが来たら、以下のいずれかが原因になります。
◎(1)想定外の API / サービス利用増加
GAS 連携や外部 API の呼び出し数が増えると、Cloud Run / Cloud Functions / BigQuery などが勝手に費用を積み上げることがあります。
◎(2)無料枠超過
Cloud Vision や Vertex AI、BigQuery は無料枠を超えると急激に課金される場合があります。
◎(3)リージョンをまたいだネットワーク通信
意外と見逃しがちな課金ポイントです。
◎(4)ストレージの積み上げ
Cloud Storage 内に古いバックアップが溜まっているパターン。
■ 3. 対処方法(まずこれをやればOK)
◎(A)Console の Billing →「費用の内訳」を確認
どのサービスが課金を増やしているか一目で分かります。
◎(B)急激に伸びているサービスを一時停止する
Cloud Run / Cloud Functions は停止可能です。
◎(C)予算の金額を少し上げる
アラート通知だけで作業が止まるのが嫌な場合に有効。
◎(D)アラート閾値を調整する(50%・90%・100%など)
使いすぎ防止には複数段階のアラート設定がおすすめ。
■ 4. 私のケース(2025年12月の発生)
今回、ZIDOOKA!運営のために使っている Google Cloud 環境で 「予算の90%到達」通知 が届きました。
調べた結果、
- Cloud Run の一時的な呼び出し増加
- API の負荷上昇による課金の微増
が原因でした。
特に、月の後半に API 呼び出しが増えやすい運用をしていたため、Budget が早めに消費されていたことが判明。
サービスの利用量を軽く調整し、予算値も若干上げて対応しました。
■ 5. まとめ
Google Cloud の Budget アラートは、
「課金爆発の前に異変を知らせてくれる安全装置」
だと言えます。
通知が来たら慌てず、
- 利用サービスの費用を確認
- 急増しているサービスを特定
- 必要に応じて停止 or 予算調整
この流れで対処すれば十分安全です。
Google Cloud を使う限り、Budget アラートとうまく付き合うことで「想定外の請求」を避けられます。