WordPressでサイトを運営していて、ふとこんな疑問を持ったことはありませんか?
「あれ、自分で記事を確認しているのに、GA4のリアルタイムに反映されない?」 「管理画面(admin)だけじゃなく、普通の記事ページも計測されていない気がする」
結論から言うと、その感覚は正しい可能性が高いです。 WordPressにログインしている状態そのものがトリガーとなって、GA4の計測から除外されている ケースが非常によくあります。
本記事では、なぜ「ログイン中は計測されない」のか、その仕組みと確認方法について解説します。
現象:ログイン中は「透明人間」になる
まず、起きている現象を整理しましょう。
- 未ログイン(シークレットモードなど) でサイトを見る
- → GA4のリアルタイムレポートに即座に反映される
- ログイン状態 でサイトを見る
- → 管理画面はもちろん、表側の記事ページを見ても一切反応しない

これは「バグ」や「不具合」ではありません。 多くの場合、意図的にそのように設定されている 正常な挙動です。
なぜ計測されないのか?(主な3つの原因)
「ログイン中は計測しない」という挙動は、主に以下の3つのいずれか(または組み合わせ)によって引き起こされます。
1. GTM(Googleタグマネージャー)での除外設定
最も一般的なのがこれです。 GTMのトリガー設定で、以下のような条件が入っているケースです。
- 条件: Cookie に wordpress_logged_in を含む場合
- 動作: GA4タグを発火させない(ブロッキングトリガー)
これは「運営者のアクセスでデータが汚れるのを防ぐ」ための一般的な設定です。 IPアドレスによる除外よりも確実性が高いため、多くの制作会社やテンプレートで採用されています。
2. WordPressプラグインによる制御
SEO系プラグインや、Google公式の「Site Kit」などを使っている場合、プラグイン側の設定で制御されていることがあります。
- Site Kit by Google: デフォルトで「ログインユーザーをカウントしない」設定になっていることが多いです。
- SEOプラグイン: 「管理者(Administrator)のアクセスを除外する」というチェックボックスがオンになっている場合があります。
この場合、HTMLソースコードを見ても、そもそもGA4のタグ(gtag.js)が出力されていません。
3. テーマ(functions.php)での制御
テーマのカスタマイズで、以下のようなコードが入っている場合もあります。
if ( !is_user_logged_in() ) {
// ここにGA4タグを出力
}
これも「ログインしていない人だけにタグを見せる」という処理です。
設定場所がわからなくても大丈夫
「どこで設定されているかわからない」 「自分で設定した覚えがない」
という場合でも、焦る必要はありません。 むしろ、「ログイン中は計測されない」というのは、正しい運用状態 と言えます。
もし、自分のアクセスも計測されてしまうと:
- 記事のプレビューや修正確認がすべてPVに加算される
- 滞在時間や直帰率のデータが歪む
- 正確な分析ができなくなる
といったデメリットの方が大きいです。
まとめ:確認するなら「シークレットモード」で
もし「本当にタグが動いているか不安」になったら、一番確実な確認方法はこれです。
ブラウザの「シークレットモード(プライベートウィンドウ)」でサイトを開く
これでGA4のリアルタイムレポートに反応があれば、タグは正常に動作しています。 そして、普段のブラウザ(ログイン状態)で反応がないなら、「運営者除外」が正しく機能している という証拠です。
「見えない」ことは異常ではなく、むしろ健全な状態ですので、安心して運用を続けてください。