
zidooka.com には2つの顔があります。メインサイトはWordPressで運営する技術ブログ、もう1つは React + Vercel で構築したツール集 tools.zidooka.com です。今回は、この2サイト構成の設計思想と、AIを活用した独自の開発アプローチについて、運営者にインタビューしました。
2サイトの棲み分け:なぜ分けたのか
メインサイト(zidooka.com)
- WordPress(Traditional CMS)
- 技術記事・チュートリアル・エラー解説
- SEO重視のメディア運営
ツールサイト(tools.zidooka.com)
- React + Vercel(Modern Jamstack)
- 実用ツール集(現在30種類程度)
- GitHub管理によるCI/CD
「サブドメインに分けたのはなんとなく」という運営者の言葉通り、当初は明確な戦略があったわけではありません。しかし結果として、コンテンツ(WP)と機能(React)の責務を分離できる良い構成になりました。
WordPressは記事管理に長け、SEOプラグインやエディタの使いやすさが魅力。一方、ツール開発はVercelの高速デプロイとGitHub連携が最適でした。
「おすそわけ」哲学:自分が欲しいものを作る
tools.zidooka.com のツールは30種類。その全てが「自分がほしいなーと思ったもの」から始まっています。
開発の出发点
- 日常業務で「これ自動化できないかな」と思う
- とりあえず作って自分で使う
- 「他の人も使えるかも」と公開する
- フィードバックを受けて改善
この「おすそわけ」スタイルが、無理のない継続的開発につながっています。
ピボット型開発:方向転換を恐れない
「ツールは順次拡張してる!ピボットするイメージ」という言葉が示す通り、このプロジェクトは固定的なロードマップではなく、柔軟な方向転換を重視しています。
良い反応があれば深掘りし、使われなければ次に移る。ユーザーからのリクエストやアクセス解析を見ながら、リアルタイムで優先順位を調整します。
AI駆動の自律的改善:次なる実験
最も興味深いのが、このサイトの将来像です。
次世代開発フローの実験
- Search Consoleやアクセス解析をAIが監視
- 改善点を自動検出・提案
- コード生成からデプロイまでAIが担当
- 人間は最終判断と創造的な部分に集中
いわゆる「バイブコーディング」の先を行く、AIによる自律的フィードバックループの構築を目指しています。
なぜこの構成を選んだのか
「本体はWPで、toolsはVercel-GitHub管理にしたかった」という運営者の要望通り、それぞれの強みを活かしたハイブリッド構成となっています。
ミニSaaSとしての可能性
tools.zidooka.com は単なる「便利ツール集」ではなく、ミニSaaS(Software as a Service)としての成長可能性を秘めています。
- 無料で使える実用ツールでユーザー獲得
- 使い込むほど価値を感じる設計
- 将来的な有料プランやAPI提供も視野に
「おすそわけ」から始まったプロジェクトが、気づけば小さなサービスへと進化していく。これこそが、個人開発者にとっての理想的な形かもしれません。
まとめ:個人開発の新しい形
WP × Vercel × AI という3つの要素が交差するこのプロジェクトは、従来の「ブログかアプリか」という二者択一を超えた、ハイブリッドな個人開発のモデルケースと言えるでしょう。
設計思想の核心
- 分離:コンテンツと機能を適材適所で分ける
- 実用:自分の課題解決が出发点
- 柔軟:ピボットを恐れず方向転換
- 自動化:AIに繰り返し作業を任せ、人間は創造に集中
このアプローチは、個人開発者や小規模チームにとって大きな示唆を与えてくれます。
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参考リンク
- tools.zidooka.com — 実用ツール集