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LINE Bot が「Thanks for your message!」しか返さない問題の原因と解決法|Webhook は成功なのに GAS が動かない理由

※ この記事の内容について、業務・開発上お困りの場合は個別に対応できます(5,000円〜)。

LINE Bot を使った自動返信フローを開発していると、
「Webhook は成功になっているのに、GAS のコードがまったく動いていない」
という相談をよくいただきます。

特に多いパターンが、

ユーザーがメッセージを送ると
「Thanks for your message! Unfortunately, this account isn’t set up to reply…」
のような LINE公式アカウントのデフォルト文面だけが返ってくる

というものです。
実際の案件でも、まさにこの症状が発生しました。


■ 結論:GAS の問題ではなく、LINE 側の設定が Bot の処理を止めていた

今回のケースも、スクリプト自体は完全に正常に動作するにも関わらず、
LINE 側の初期設定が原因で、GAS が一切メッセージを受け取れていませんでした。

つまり、
Webhook = 成功でも、GAS が動いているとは限らない
という点がポイントです。


■ よくある原因トップ3

実際のトラブルで最も多いのは以下の設定漏れです。


①「Webhook を利用する」が OFF

Messaging API → Webhook を利用する
が OFF だと、GAS にイベントは届きません。

OFF のままでも Webhook URL の検証は成功するため、見落としやすい項目です。


②「Bot モード」が “チャット” になっている

Bot モードが “Bot” ではなく “チャット” だと、
ユーザーと普通の公式アカウントのように会話してしまい、
GAS の doPost が発火しません。

その結果、LINE の固定メッセージ

Thanks for your message!

が返ってきます。


③ 応答メッセージ(自動応答)が ON のまま

応答メッセージが ON だと、

  • GAS ではなく、LINE のデフォルト自動返信が動く
  • 結果として Bot が動いていないように見える

という状態になります。


■ 実際のトラブルではこう見える

今回の案件では、ユーザー側では

  • Webhook → “Success”
  • GAS → エラーなし
  • しかし Bot からは固定メッセージだけ

という状況でした。

つまり LINE の設定だけが原因で、
GAS のコードが一度も呼ばれていなかったのです。


■ 解決方法:まず LINE Developers をチェックする

トラブル時に最優先で確認すべきは以下の4点です。


✔ チェックリスト

  1. Webhook を利用する:ON
  2. Bot モード:Bot
  3. 応答メッセージ:OFF
  4. Webhook URL が正しい(コピーした環境で差し替え漏れがない)

これらを修正しただけで、今回の案件もすぐに正常動作しました。


■ 補足:Script Properties の状態が原因になるケースもある

ユーザーの会話状態を Script Properties に保存している場合、

  • 以前のテストの state が “finished” のまま残っている
  • replyToken の重複防止キーが残っている

などで、新しいメッセージが処理されないことがあります。

その場合は、
対象ユーザーのプロパティのみ削除することで改善します。


■ まとめ

LINE Bot 開発では、GAS のコードよりも
LINE Developers 側の設定ミスが原因で動かない
というケースが圧倒的に多いです。

今回の匿名化した事例が、同じ問題で悩む方の助けになれば幸いです。

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