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DeepSeek V4 Flash 0731とGPT-5.6 Luna、同じ仕事を任せたら料金はどれくらい違う?コスト感覚を比べてみた

※ この記事の内容について、業務・開発上お困りの場合は個別に対応できます(5,000円〜)。

2026年7月、両横綱がそろって新モデルを出した。DeepSeekは7月31日に DeepSeek V4 Flash 0731 を、OpenAIは7月9日に GPT-5.6 ファミリーを公開した。今回は両者の「最安モデル」同士を比べる。GPT-5.6 LunaとDeepSeek V4 Flash 0731は、同じ仕事を任せたら料金でどれくらい変わるのか。

結論から言うと、同じ作業量ならDeepSeekのほうが Lunaの3分の1〜4分の1 で済む。サブスクで使う場合は「ほぼ使い放題」の感覚になる。この記事では料金表と実際のコスト感覚を順に説明していく。

GPT-5.6 Lunaって何?

GPT-5.6は1つのモデルじゃなくて、Sol・Terra・Lunaの3段構成で公開された。Lunaはその中で一番速くて一番安いモデルで、ざっくり言うと「nano級」の位置づけ。1,050,000トークンのコンテキストを持ち、テキストと画像の入力に対応する。

公式APIの料金は次の通り。単位はすべて100万トークンあたりだ。

参考に、TerraはLunaの10倍の値段。Sol(最上位)はさらに高い。

DeepSeek V4 Flash 0731の料金

DeepSeek V4 Flash 0731は1Mトークンのコンテキスト、thinking/non-thinkingの両モード、ツール呼び出しに対応する。総パラメータ284B、推論時のアクティブパラメータは13Bだ。

料金は利用経路によって変わる。

DeepSeek公式のキャッシュヒット料金は$0.0028と、ほぼタダに近い。同じ長いシステムプロンプトを何度も送る定型作業なら、ここが大きく効いてくる。

同じ仕事をやらせたら実際いくらか

単純比較だと数字が大きくてピンと来ない。1回の作業を「入力10,000トークン+出力2,000トークン」と仮定して計算してみる。

出力が多い作業ほど差が開く。出力トークンの単価がLunaは$1.2、DeepSeekは$0.28だから、出力中心の仕事だと 4分の1以下 になる。

実際に私がDeepSeek V4 Flashで1つの会話を終えたとき、利用額は$0.01だった。円にすると数円。これを「1回の作業」のイメージにすると、コスト感覚が掴みやすい。

サブスクで使うと「ほぼ使い放題」

APIは従量課金だから、使う量が増えるとそのぶん料金も増える。毎日エージェントとして使うなら、サブスクのほうが感覚がいい。

DeepSeek V4 Flash 0731はOpenCode Go(初月$5、その後月$10)で使える。OpenCodeの公式ドキュメントでは、典型的な利用パターンで 月158,150リクエスト相当 まで想定されている。これは保証回数ではなくトークン量による推定値だけど、個人の作業量ならまず枯渇しない。

ChatGPTのサブスク(Plusは月$20)と比べると、月額は半分になる。そのうえ「メッセージ上限を気にせず使える」感覚に変わるのが大きい。

選ぶ基準はシンプルだ。月$10分(約1,500円)をAPIで超えて使うかどうか。超えるならOpenCode Goのサブスク、超えないなら公式API。軽く試すならOpenRouterでもいい。コストだけでなく、入力するデータの種類と機能差も合わせて選ぶのが安全だ。

注意点

料金だけ見て乗り換えるのはまだ早い。気をつけたい点が3つある。

  • プライバシー: OpenCode Goのプライバシー表では、DeepSeek V4 Flashは「モデル学習に使用」「データ保持期間の合意なし」と表示されている。顧客情報、APIキー、未公開の契約書を送る用途には向かない
  • 機能差: Lunaは画像入力、Web検索、コードインタープリターなど多彩なツールに対応する。DeepSeekもResponses APIやツール呼び出しに対応するけど、対応機能の範囲は異なる。画像を扱う仕事ならLuna側が楽だ
  • 質の差: DeepSeekはコードエージェント向けのベンチマークが強く、Terminal Bench 2.1で82.7を出している。ただ、ベンチマークは特定環境で測った数字なので、自分の用途での体感で判断するのがおすすめ

まとめ

DeepSeek V4 Flash 0731は、同じ仕事をGPT-5.6 Lunaに任せた場合の3分の1〜4分の1の料金で動く。サブスクならさらに「ほぼ使い放題」だ。ただしプライバシーと機能の違いは、料金の安さとトレードオフになっている。そこだけ確認してから乗り換えを決めるのがよさそうだ。

前回の記事『DeepSeek V4 Flash 0731を便利に使う4つの方法』では、公式API・OpenCode Go・OpenRouter・セルフホストの使い分けを詳しくまとめている。

参考リンク

本記事の情報と料金は2026年8月4日時点の確認内容です。サービスの料金、利用枠、モデル提供状況は変更される可能性があります。

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