この記事は、ZIDOOKAで記事を書くときに参照しているスタイルガイドそのものです。 AIに文章を生成してもらうのではなく、人間が推敲する視点 をまとめています。
「なんかAI臭いな」と感じたときに使える、8つのテクニックを紹介します。
AI臭さの正体は「構文とリズムの単調さ」です。「〜と言えるでしょう」みたいな単語を1個直しても直りません。 書き終わった後に文章のリズムを崩す のが本質です。
トーンについて
ZIDOOKAの記事は「かるめのですます調」を基本にしています。
- 基調は ですます調(「〜です」「〜ます」「〜でした」)
- でも固くしない。軽めに。話し言葉に近い距離感
- 語尾を「〜んです」「〜のです」にすると柔らかくなる
- 必要なら「〜だな」「〜だよね」を混ぜて崩す
やってOKなやつ:
- 「〜んです / 〜のです」
- 「〜ですが / 〜けど」
- 「〜ですね / 〜ですよ」
- 「〜かなと思います」
やりすぎ注意:
- 「〜っす」「〜だぜ」「〜じゃん」
- 絵文字・顔文字
テクニック1: 文末の三拍子
AIは文末が「〜だ / 〜である / 〜のだ」に偏ります。 書いたら意識的に以下の3種を散らすとリズムが変わります。
悪い例:
この方法は効率的である。コストも削減できる。導入も簡単である。
直した例:
この方法は効率的だ。コストも削れて、導入も簡単に感じる。
同じ文末が2回来たら違う形に変える。それだけです。
テクニック2: 「ため」「により」「において」を消す
AIが一番乱用するのがこの3つ。機械的に探して消すだけで文章が劇的に変わります。
悪い例:
本サービスにおいては、ユーザー登録を行うことにより、すべての機能を利用することができる。
直した例:
このサービスはユーザー登録すれば全部使える。
「ため」を探しては消す。これだけで8割変わると言っても過言じゃありません。
テクニック3: 長い修飾節をぶった切る
AIは「〜なAが〜するBを〜する」みたいな入れ子構造が好きです。 でも人間は読めません。
悪い例(1文100字):
デジタルマーケティングの急速な発展に伴い従来の手法では対応困難になった課題を解決するソリューションが求められている。
直した例(3文に分割):
デジタルマーケティングが急速に発展している。従来の手法ではもう対応できない。この課題を解決するソリューションが今、求められている。
目安は 1文80字。超えたら分割します。
テクニック4: 文頭パターンをローテーションする
AIは段落の先頭を「また〜」「しかし〜」「例えば〜」で始める確率がものすごく高いです。
書いたら以下の4種で散らすと人間っぽくなります:
- 名詞/体言止め — 「理由は単純だ」「肝心なのは速度だ」
- 指示語 — 「これが曲者だ」「その方法とは」
- 問いかけ — 「なぜこんなことが起きるのか?」
- ぶった斬り — 接続詞なしでいきなり内容から入る
テクニック5: 体言止め+疑問形で「間」を作る
AIの文章は情報密度が均一で、読む側に「間」がありません。
以下の順でリズムを作ると読みやすくなります:
体言止めで一旦止める → 疑問形で問いかける → 答える
例:
この技術がもたらすもの。それはコスト削減だ。どれくらい削れるのか? ケースによるが、最大30%という試算もある。
テクニック6: 書き終えたら最初の段落を消してみる
AIが書いた文章の最初の段落は大体いらないんですよね。 「定義→概要」のテンプレートが一番AI臭い。
最初の段落を消して、2段落目から始めてみてください。それだけで見た目が変わります。
テクニック7: 実体験を1文入れる
「私はこの方法でハマった」「試したらこうなった」 この1文が入るだけでAI臭がほぼ消えます。 AIは実体験を持たないので、これは人間にしか書けません。
テクニック8: 公開前の4フィルター
書いたら以下の観点で通します:
- 「ため」フィルター: 「〜ため」を全部検索。機械的に消せるか試す
- 「おいて」フィルター: 「〜において」「〜による」「〜に関する」を全部検索
- 「様々」フィルター: 「様々」「多くの」を全部検索。数字か具体に置き換えられる?
- 80字フィルター: 1文80字超えを全部分割
まとめ
AI臭さを消すのに大事なのは「禁止単語を覚えること」じゃありません。 書き終わったあとに、文章のリズムを崩すことです。
このガイド自体も、上記のテクニックを適用しながら書いています。 「〜と言えるでしょう」がどこにもない——それでいいんです。