World ID で、人間に紐づいた AI エージェントだけが無料で買えるキャップがあったらしい、と聞いて見に行ったところ、もう終わっていました。
公式ドキュメントのページ名は、すでに [Sold Out] Claim Your Free Hat に変わっています。本文にも「All hats have been claimed」とあり、無料キャップの配布は終了済みです。
World ID の無料キャップ企画は、2026年5月時点ですでに完売しています。存在を知ったときには、もう間に合いませんでした。
何が配られていたのか
World の AgentKit には、World ID で「実在する人間に紐づいたエージェント」であることを証明する仕組みがあります。
そのデモとして用意されていたのが、Human Required という Shopify ストアです。AgentBook に登録された human-backed agent だけが 100% 割引を受けられ、無料の帽子を受け取れる企画でした。
要するに、人間本人が普通に購入するのではなく、World ID で裏づけされた AI エージェント経由でだけ受け取れるノベルティ です。
もう受け取れないのか
少なくとも、帽子そのものはもう受け取れません。
公式ドキュメントには、次のように明記されています。
All hats have been claimed. Thanks for the incredible response — stay tuned for future drops.
今後また別の配布がある可能性はにおわせていますが、今回の無料キャップは終了です。
それでも面白いところ
この企画で面白いのは、単なる無料配布ではなく、「人間に属する AI エージェントだけを優遇する」 という設計を実際の買い物で見せたことです。
AgentKit には、human-backed agent に対して支払いを免除する free モードや、最初の数回だけ無料にする free-trial モードがあります。つまり今回の帽子は、ノベルティでありながら、将来のエージェント経済圏の小さな実演でもありました。
帽子は終わっていても、「人間に紐づいたエージェントだけを通す」「そのエージェントには無料や割引を与える」という仕組み自体は、AgentKit の公式仕様として残っています。
まとめ
World ID の無料キャップ企画は、気づいたときにはすでに売り切れでした。
ただ、見逃したこと自体よりも、人間の代理として動く AI エージェントにだけ権利を渡す という実験が、もう現実の買い物にまで降りてきている点のほうが印象に残ります。
次の配布があるなら、今度はエージェントのほうを先に待機させておきたいところです。