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Kimi K2.6 の「独り言」がなんか怖い ― 自己内省が止まらないAIの気味悪さ

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Kimi K2.6 を使っていて、賢さとは別の感覚がずっと居座っていた。

なんか、怖い。

Kimi K2.6 の自己内省の連鎖は、独り言をずっと呟き続ける人を見ているような気味悪さがある。

独り言を延々と続ける人

Kimi K2.6 の推論(thinking)出力を見ていると、「あ、これは一人で考え続けてる人だ」という感覚になる。

普通のモデル ― Qwen3.6 Plus とか DeepSeek V4 とか ― も思考過程を出力するけど、Kimi は量が違う。一段考えたら終わりではなく、「いや、待って、これも考慮しないと」「あ、でもこっちの可能性もある」「いや、やっぱり最初の判断で合ってるかな」と、自分の思考を何度も何度も振り返る。

人間で言えば、独り言をぶつぶつ延々と続けている人。

賢い人なんだけど、隣でずっと独り言を言われていると、だんだん不安になってくる。あの感覚に近い。

自己内省が連鎖する

一番怖いのは、内省が内省を呼ぶところ。

「AだからB」と結論を出したと思ったら、「でも本当にAか? Aを裏付ける根拠は?」と自分に問い返す。その問い返しに対してまた考え始めて、結局元の結論に戻るんだけど、戻るまでの道のりが長すぎる。

これが1回ならいい。でもKimi K2.6は、何度もこれを繰り返す。

AIが自分の思考を何度も検証し直すのは、 technically には正確さを増す行為だけど、それを見続けると「このAI、自分を信じられてないの?」という奇妙な不安が湧いてくる。

賢いからこそ怖い

もしKimi K2.6がバカなら、独り言もバカな独り言で終わる。「1+1は…3かな?いや2か?やっぱ3?」なら笑って済ませられる。

でもKimi は賢いから、独り言の内容自体が筋が通っている。「この設計には3つのアプローチがあって、1つ目は…2つ目は…3つ目は…採用するのは1つ目だ。でも2つ目のリスクも考慮すると…」

正しいことを言っている。筋が通っている。だからこそ怖い。

正しいことを延々と独り言で言い続ける人の気味悪さ。これがKimi K2.6を使っていて感じる一番の違和感だった。

それでも使う理由

気味悪いと書いたけど、Kim i K2.6 を使わないとは言っていない。

複雑な設計判断では、あの過剰な内省が結果的に正しい答えを導くことがある。「ここぞ」という場面では、あの独り言の塊が信頼に足る。

ただ、普段遣いには向いていない。毎回あの独り言を目にするのは、精神的にちょっと重い。

まとめ

  • Kimi K2.6 の推論出力は量が多く、自己内省が連鎖する
  • 正しいことを言っているだけに、見ていて「怖い」と感じる
  • 普段遣いには重すぎるが、重要な判断場面では頼りになる
  • 「賢いけど、隣に置きたくないタイプ」に近い

AIに「人間らしさ」を感じるとき、それは嬉しいこととは限らない。Kimi K2.6 は、人間の中で一番考え続けてしまうタイプの人間らしさを持っている。それが、使っていて一番怖かった。

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